初心者向けデッキだとかなんとかあるけど、結局は手札誘発の説明が大切な気がしました。
遊戯王してる!ってのは誘発投げてる時だと思います。
他のカードゲームをチョロっとやったんですけど、基本的に相手ターンに何かできることって無いんですよね。
デュエマのシールドトリガー、ヴァンガードのガードといった行動はあるものの能動的に相手ターンに動けるのは遊戯王だけだと思います。
ポケカなんて「あ、勝ちですね」って後輩の死刑宣告を何度聞いたか…。
そこに行き着くまでの詰将棋みたいな感じで面白いんですけど、遊戯王で言う「それはどうかな?」は無いんですよね。
この「それはどうかな?」を体現してる最たるものが手札誘発だと思うんですよ。
先攻貰っても相手の妨害飛んでくるとか何?って感じですよね。
とりあえず説明するなら有名どころ4枚でいいと思います。
イビルツインの構築済みに入っている
『灰流うらら』
『増殖するG』
『墓穴の指名者』(抹殺の指名者)
『無限泡影』
デッキに必ず入る10枚の説明さえすれば、あとは好きなテーマ握らせてやれば良いんですよ。
逆にコレを入れない構築はカジュアル過ぎるんですよね……鏡に向かって喋ってます。
『灰流うらら』
妨害系はいわゆるコントロールと呼ばれるタイプで、相手の構築を読んでマストに打つものなんですが…初心者には無理だと思います。
なので基本となる使い方だけ覚えれば良いです。
①増殖するGに使う
今後遊戯王を続ける上でもっとも多く見て、そして見させる事になる光景の1つです。
②通常召喚したモンスターに使う
召喚権を使わせた上でサーチ妨害してるので、相手にディスアドバンテージを背負わせられます。
③魔法カードをサーチするモンスターに対して使う
諸説あると思いますが、モンスターがモンスターサーチしてくるより魔法カードをサーチしてくる方がヤバいと考えてます。
④初手に使う
手札に他の誘発がある場合などはコレで良かったりします。
例を出して説明します。
②通常召喚したモンスター
召喚権を使っているので、特殊な場合を除いて盤面にこれ以上拡がらないので展開阻止になります。
③魔法カードをサーチするモンスター
持ってくる魔法カードにより決定的な盤面を作ろうとしてるのを止めることで、相手は中途半端な盤面になります。
④初手に使う
後述する『無限泡影』がある場合などには有効で、初動となるモンスターすら出せない場合はそのまま相手は終わります。
この②と③に関しては『無限泡影』で同じ事が可能で、もし手札に『灰流うらら』と『無限泡影』があるのなら先に『無限泡影』を使うと良いです。
『増殖するG』
基本的に投げるタイミングのポイントが2つあります。
1つは「相手のターンに、相手が特殊召喚する効果を使った」タイミングで、ほぼ確実に1枚ドロー出来ます。
相手ターンに使うことで下手すると5枚くらいドロー出来たりするので、相手の盤面を壊しやすくなります。
相手がそれを嫌って展開を止めたのなら、それはそれで盤面を越えやすいのでどちらにしろ増殖するGは投げ得です。
もう1つはどちらかというとマスターデュエル向けですが「相手の場にモンスターがいる」というのがあります。
これは増殖するGを無効にする「PSYフレームγ」というのが理由ですが、OCGだと制限カードなのでほぼ見ることはないと思います。
先行展開に対して増殖するGを投げ、それを灰流うららで止める光景は遊戯王の風物詩……むしろ挨拶とも言えます。
あまりに強過ぎるのでOCGでは準制限ですが、海外TCGだと禁止カードになってます……必要悪だと思うんですけどね。
『墓穴の指名者』
上記2種の手札誘発を無効にするカード、厳密にいえば手札誘発では無いけど重要なカードなので。
墓地のモンスターカードを除外し、除外したモンスターと同名の効果を次のターン終了まで無効にする……。
つまり灰流うららによる妨害や、増殖するGのドローをさせないってカードで先行展開を邪魔させない自衛札です。
無効に出来るのはモンスターだけなので無限泡影には効かない点に注意。
それと例えばこれで相手の灰流うららを無効にした場合、次の相手ターンに自分が灰流うららを使うとその効果も無効のままになってるので注意が必要です。
マスターデュエルだとそこそこの頻度でやらかしてるのを見掛けます…。
汎用性が非常に高く、相手の死者蘇生に対して蘇生対象を除外するといった使い方も出来るので先行展開で使わなかった場合は伏せとくと役立ちます。
似たカードの『抹殺の指名者』は相手の墓地のカードの変わりに自分のデッキ内から除外して効果を無効にします。
そのため相手が持ってるカードと同名が居ないと使えないですが、灰流うららや増殖するGなら基本的にみんな入れてるのでだいたい刺さります。
それと抹殺の指名者は無限泡影を無効にも出来るので、ガチ勢なら入ってるカードです。
カジュアル勢は手札誘発を抜いてたりするので、その場合は腐るので対戦環境に合わせる必要が出るので括弧書きで紹介しました。
『無限泡影』
先行でも後攻でも使える万能妨害カード。
自分の場にカードが無ければ手札から発動できる珍しい罠カードです。
相手の先行展開を途中で妨害すること以外に、自分の後攻で相手モンスター1枚を封じることに使うなど使い方次第で玄人らしさを出せます。
灰流うららの時に説明した通り、相手のモンスター効果を無効にする使い方が良いと思います。
先行で引いた場合は伏せカードにすることで使えるので汎用性高いです。
わけわからない最初のうちは、とりあえずコレを覚えて相手の展開を止めてれば良いと思います。
それと初心者オススメのデッキは展開が短いのがやっぱり良さそうなんですよね。
上記の誘発で止められた場合、アドリブが必要になるので展開ルートをノートに書いてなぞってると死にます。
理想は1枚が1枚をサーチするカードで組むことで、個人的にオススメなのは【ドラグマ】かなぁ。
テーマというより出張カードの枠なんですけど、使い勝手良いんですよね。
エクレシア→パニッシュメントorフルルドリスをサーチ
天庭→エクレシアorフルルドリスをサーチ、ヌトス落として相手のカード破壊
1枚出したら1枚サーチ、ついでに破壊とか無効とか狙えるっていうシンプルかつ強力なカードだと思ってます。
ただEXを多用するテーマとは相性が死ぬほど悪いので構築が限られますけど…。
なので安く済ませるなら構築済の【エルドリッチ】を合わせても良いですし、値段張っていいなら【御巫】入れて後攻から捲れるとかにするのもいいかなと。
【御巫】も下手したら相手は詰みますからね、再録されてないので水舞踏1枚で【エルドリッチ】構築済が買えるのでオススメしにくいですけど。
とまぁ、初心者に教えるならって考えてたら誘発教えることに8割使うほうが良いなって話でした。
前回、後輩に教えた際の反省点ですね。
もう一度チャンスを貰えるなら気をつけたいと思います。
ということで今回はここらへんで、ではでは。